ストレスと食欲の関係
ストレスと食欲は密接に関係しています。
ストレスがかかると、体は危険な状況(飢餓)に備えないといけない!
という判断をしてエネルギーを蓄えようとします。
その結果、食欲が増すことがあります。
この食欲が増したときに、歯止めがきかず食べてしまうことを俗に「キレ食い」と呼びます。
キレ食いは、体重増加や健康問題を引き起こす可能性があります。
では、なぜストレスが食欲に影響するのでしょうか?その答えは、副腎疲労にあります。
食欲を増大させる副腎疲労
副腎疲労とは、長期的なストレスによって副腎が機能低下した状態です。
副腎の機能が低下すると、体内の塩分濃度の調節がしにくくなり、体内に塩分を溜めにくくなります。
体内に塩分が足りないと、無性に味の濃いものが食べたくなり、ついつい手軽で依存性のあるジャンクフードへの欲求が爆発しジャンクフードを食べてしまうのです。
また副腎は、ストレスホルモンであるコルチゾールやアドレナリンを分泌する重要な臓器です。
コルチゾールは、血糖値や代謝を調節する働きがあります。
しかし、副腎疲労になると、コルチゾールの分泌量が減ります。
すると、血糖値が低下し、エネルギー不足を感じます。
そのため、甘いものやジャンクフードなどの高カロリーな食べ物を欲するようになります。
これがキレ食いのメカニズムです。
副腎疲労がもたらす様々な症状
副腎疲労の症状は、キレ食いだけではありません。
他にも、
- 疲れやすい
- 集中力の低下
- 免疫力の低下する
- 不眠や不安
などがあります。
副腎疲労は、現代社会の多くの人に見られる問題です。
しかし、副腎疲労は医学的な診断基準がなく、一般的な検査ではわかりにくいため、見過ごされがちです。
副腎疲労を改善するには、ストレスを減らすことが重要です。
ストレスを減らす方法は人それぞれですが、
例えば、適度な運動や睡眠、リラクゼーション法や趣味などがあります。
また、食事も大切です。
キレ食いを防ぐためには、バランスの良い食事を摂り、血糖値の急激な上昇や下降を避けることが必要です。
具体的には、糖質や脂質の摂り過ぎを控えて、タンパク質やビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養素を多く含む食品を選ぶことがおすすめです。
副腎疲労を抑えるために摂りたい栄養素
副腎疲労はストレスと食欲の関係に大きく影響します。
キレ食いは副腎疲労の一つのサインであり、無視してはいけません。
副腎疲労を改善するためには、ストレスを減らす生活習慣と食事の見直しが必要です。
副腎疲労に悩む方も、Healthy Camp で生活習慣を整えていきましょう!!
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